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銀行融資対応で気を付けるべきポイント

finance360

銀行融資は、経営者にとって事業拡大や資金繰りの安定を実現するための大切な手段です。
しかし、「審査が通らない」「希望額を満額借りられない」といった悩みは少なくありません。
実際に銀行が何を見ているのかを理解して準備すれば、融資の可能性は大きく高まります。

本記事では、財務コンサルタントの立場から「銀行融資対応で気を付けるべきポイント」を整理しました。


1. 銀行は「返済可能性」を重視している

銀行が最も注目するのは「貸したお金が確実に返ってくるかどうか」です。
利益額そのものよりも、営業キャッシュフロー(本業で生み出される現金収支)が安定しているかが重要になります。

👉 利益が出ていても、売掛金回収が遅れて資金繰りが不安定であれば、融資は慎重に判断されます。


2. 手元資金の厚みを見せる

現預金をどれだけ確保しているかは、銀行が安心して融資できるかの大きな判断材料です。
一時的にでも資金が底をついていると、「返済リスクが高い」と見なされやすくなります。

👉 毎月の資金繰り表を作成し、現金残高を意識して管理しておくことが大切です。


3. 資金使途を明確にする

「何のために借りたいのか」が曖昧だと、銀行は不安を感じます。
運転資金なのか、設備投資なのか、成長のための先行投資なのか――目的を具体的に示し、その根拠を数字で裏付けましょう。

👉 「この資金で売上がどう伸び、返済原資がどう確保できるか」を明確にすることが重要です。


4. 事業計画書は“銀行目線”で作る

銀行にとって魅力的な事業計画書とは、「夢や希望」ではなく「数字に裏打ちされた現実的な計画」です。

  • 過去の実績推移(売上・利益・資金繰り)
  • 今後の売上根拠とシミュレーション
  • 借入状況・返済計画
  • 保有資産の価値

こうした点を整理して記載することで、銀行に安心感を与えることができます。

私としては経営者の想いを「銀行に伝わる形」に整理することが役割です。
銀行対応に追われていて「誰かのサポートがほしい」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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Yuko Suzuki
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