銀行融資対応で気を付けるべきポイント
finance360
FinLink 経理財務サポート
〜財務アドバイザーが伝える最初の一歩〜
事業が順調に進んでくると、多くの経営者の頭に浮かぶのが 「拡大」 です。
新しい設備投資、人材採用、新規出店、広告強化…。
しかし、ここで大切なのは 「勢い」だけで動かないこと。
拡大の前に確認すべきポイントを整理しておかないと、売上が伸びても手元資金が不足し、「黒字倒産」に陥るリスクがあります。
では、事業を拡大するときに まずやるべきこと は何でしょうか?
売上や利益が増えても、すぐに現金が増えるとは限りません。
例えば「売掛金の回収が遅れる」「在庫を抱えすぎる」などで、資金繰りが一気に悪化します。
拡大を考える前に、
を確認しましょう。
拡大の多くは「銀行融資」を伴います。
銀行が見るのは売上の大きさではなく、
といった財務の健全性です。
「銀行に相談する前に、決算書を整える」ことが拡大成功のカギとなります。
「新しい設備を導入したら、いつ黒字になるのか?」
「新店舗は何年で投資額を回収できるのか?」
投資は“回収までのストーリー”が描けなければ危険です。
キャッシュフロー表を作り、未来の資金残高を予測することが欠かせません。
事業拡大を成功させる経営者は、感覚だけでなく 数字を使って意思決定 しています。
数字が苦手でも問題ありません。
大切なのは「どの数字を見ればいいか」を知り、経営判断に活かすことです。
事業を拡大するときにまずやるべきことは、
この3つです。
私が日々感じるのは、
「拡大の成功は、準備の段階で9割決まる」ということ。
勢いだけで拡大に踏み切るのではなく、
数字を味方につけて安全にスピードアップすること が、経営を守りながら成長する唯一の方法です。